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検察の腐敗

(2010-10-21)

大阪地検だけの問題ではない。

厚生省村木局長の事件で、検察の驕り、腐敗が天下に明らかとなった。これまで、検察はあたかも正義の味方であるように振舞ってきたし、マスコミ、世論も検察を支持してきました。
弁護士がどれだけ警察や検察での自白調書が作文に過ぎないと主張しても、裁判所もまさか無罪のものが自白するはずはない、おなじ公務員である警察官や検察官が嘘の自白を強要するはずはないと、全く信じなかったのです。
その結果が99パーセント以上もの有罪判決となり、冤罪事件を生み出してきたのです。


取り調べ過程の全面可視化を!!

犯人隠避で逮捕された大阪地検の部長と副部長は取り調べ過程の全面可視化と取り調べの弁護人立会を要求しているそうです。
これまで弁護士のこれらの要求を拒否していた彼らが要求しているのは皮肉ですが、彼らもこれらの手段が自白の強要を防ぐもっとも有効な方法であることと分かっていたのです。
有罪、無罪を問わず、逮捕された人の人権を守り、冤罪を防ぐためには取り調べの全過程の可視化が不可欠です。