冤罪の被害にあわないために その1

DNA鑑定を最高裁が認めた最初の事件である足利事件が、最新のDNA鑑定の結果、無罪であることが...

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冤罪の被害にあわないために その1

(2009-06-26)

足利事件の衝撃

DNA鑑定を最高裁が認めた最初の事件である足利事件が、最新のDNA鑑定の結果、無罪であることが判明し、無期懲役からようやく解放された事件は、日本の刑事裁判の恐ろしさを明らかにしました。ある朝、突然、身に覚えのない犯罪で、任意同行、実際には任意ではなく、強制連行なのですが、警察署に連れて行かれ、取調室に閉じ込められ、自白を強要されるのです。


やっていなくても自白する?

ごく普通に考えれば、やっていないことを自白するはずなどない、自白したのは、真犯人だったからだということになりますが、実際には、無実の人でも過酷な取り調べを受ければ、自白させられてしまい、一度自白させられると裁判になって無罪を主張しても、裁判官に信用してもらえないということです。これは、足利だけの問題ではありません。富山県氷見市でも強姦事件の冤罪がありました。


取り調べの全過程の録画を!!

このような冤罪を生み出す自白偏重の捜査、裁判を変えるためには、取り調べの全過程を録画し、自白に至る経過を検証できるようにすること以外にありません。検察庁が始めている一部の録画では自白をさせられてしまった後の、都合のよい部分だけが録画されるだけですから、冤罪防止には全く役に立ちません。