無罪判決が掲載されました。

最近発売された季刊刑事弁護58号の特集の裁判所は変わりつつあるのか?無罪・勾留却下ラッシュの中...

山本毅法律事務所 新着情報

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無罪判決が掲載されました。

(2009-04-14)

無罪判決が掲載されました。 季刊刑事弁護58号

季刊刑事弁護58号

最近発売された季刊刑事弁護58号の特集の裁判所は変わりつつあるのか?無罪・勾留却下ラッシュの中で、私が国選弁護を担当した昨年3月18日に富山地方裁判所の強盗致傷事件の無罪判決が掲載されました。
冤罪事件を救うことが出来て本当に良かったと思います。


無罪判決が掲載されました。 共謀共同正犯

共謀共同正犯

この事件は、中古車販売店の強盗事件で、実際には強盗行為を全くしていない被告人が実行犯と共謀していたとして起訴されました。被告人は、実行犯と一緒に中古車販売店に行きましたが、強盗が行われることを知りませんでした。強盗を目撃して怖くなって逃げ出したところ、追いかけてきた実行犯と一緒に逃げて口止め料をもらっていたというものです。


作られた自白調書

自白調書は作られていましたが、被告人は無罪を強く訴えました。
自白調書の内容と被告人の行動には客観的にも明らかに矛盾があり、被告人が見張りしていたとは到底言えませんでいた。起訴自体にかなり無理があったと思います。裁判官も審理の途中からは無罪ではないかと感じていたように感じました。
無罪判決は控訴されず、確定しました。集中審理で大変でしたが、私にとっても良い経験になりました。